Mesa/Boogie 修理依頼: 搬送時の事故により左上角のキャビネット接合部分剥離 お預かりした時は既に天板と側板の接合部分が完全に剥がれた状態でした。 ![]() ![]() 接合部分の接着とパテ埋め、天面から側板の方へ補強用のネジ45mm長を4本埋め込みます。表面は黒色のスクラブ塗装でしたので下地の上にスクラブを塗って乾いてから周辺と色合わせ修正をしました。塗装仕上げのボディを修復するのはかなり難しい作業になります。 同じ修復でも外装がレザー張りの方が接合部分の跡も見えなくなるので仕上げは楽です。 ボディ全体のスクラブ塗装を全て削って剥がします。表面を研磨して新しいレザーを張ります。 傾斜・ラウンド・折り込み部分の処理は高度な技を必要とします。生産時に吹き付け塗装された接着剤は湿気により浮いたり剥がれやすくなりますので張替えの時は綺麗に剥離する必要があります。 ![]() ![]() このレザーはFender '63 Brown Tolexです。 |
Fender TwinReverb 修理依頼: 全体的なメンテナンス ノイズや接触不良が多くサランネットも破れの為張替希望。 お預かりした時は音が殆ど出ない状態でした。まず外装から庫内のリバーブユニットとスピーカーを外してクリーニングします。アンプユニットを取り出してツマミやパネルをクリーニングします。 内部は電源コードの交換、INPUTとSPEAKER OUT、REVERB IN/OUT,F/SWのジャックを交換。 配線ボードの絶縁処理と漏電しやすいポイントの配線を絶縁処理します。 電解コンデンサは液漏れしていて、容量が抜けた状態になっていました。 真空管はすべて交換してバイアス調整をしました。 ![]() ![]() ![]() ![]() スピーカーの配線も張替てきれいになりました。 ノイズもなくなりクリアな音量が出るようになりました。サランネットも70年代中期のデザインと似たもので枠木も新しく制作して取付ました。 ![]() ![]() |
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