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                        中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店です     ㈱中部電子楽器

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エフェクト・ボード製作その91

東京都在住・K.T様オーダー品

なかなか大型のボードですが、このボードはC.A.JのSystem Board 4409(w900×d440)になります。
そしてスイッチャーは、お久しぶりなC.A.J RS616。
最近は小型で高性能なスイッチャーが発売されていますので、少し影が薄くなってしまいましたが、実際使用してみるとその機能性と音質は流石です★

全体的に横広なボードですが、RS616とVolume Pedal、Wahを設置するだけでパンパンです。
エフェクターで音作りを全て行う方も多いですが、この様にアンプ主体で音作りをする方も多くなりました。
手前に設置されているERNIE BALLの”MVP”は、最近人気上昇中の”Booster付きVol.Pedal”です。

こちらのボードは、アンプのch.コントロールも同期が出来る様にRJM Mini Amp Gizmoを設置しております★
このMini Amp GizmoはMIDIスイッチャーからのMIDI情報信号を最大8系統のスイッチ信号に変換する機器です。ここから専用のケーブルでアンプに接続する事によって、MIDIプログラムNo.毎にアンプのch.やBoost、Reverbなどを呼び出す事が出来ます。
これでエフェクトボードの横にアンプ専用フットスイッチを設置して2度踏みする必要は無くなりますので、ステージ上でのコントロールは格段に楽になりますね。

その隣に設置されているのは、LINE MIXERです。これはアンプのSendから音声が戻り、Vol.Pedal、Modfactorを通した後、RS616のLoopからTimefactor、Hall Of Fame、Main Outの出力をMIXERに入れてアンプのReturnに戻しております。
簡単に言えば、原音(エフェクトの掛かっていない音)とエフェクト音(原音無しの音)を、このMIXERで混ぜてます。
そうする事で、原音の音質をしっかり残しつつエフェクト効果を出力する事が出来ます。
そのまま繋いでもエフェクト効果は得られますが、どうしてもデジタルエフェクターは、機器内で音声信号を「アナログ→デジタルに変換」し効果を作った後に「デジタル→アナログに戻す」回路を通す為、音質変化や、プログラムチェンジにタイムラグが起きてしまうのです。
最近のエフェクターは、その音質変化も少なくって来ているのですが、音質を突き詰めて行くとMIXERの必要性を考える事もあるかと思います。

そのAmp Gizmo,MIXERの下に設置されているのがJunction Boxです。
ここに接続端子を集約する事で、スタジオ/ステージでの搬入・搬出が素早くできます★
この床上げ台などは全て当店のオリジナル品です♪ですが、予め設計の段階で採寸し、オーダー製作させて頂いておりますので、単体では販売しておりません。
RS616の奥にはMod Factor/Time Factorが並んで設置されていて、リアタイムでのエディットも簡単です★こんな立体的なセッティングをご希望の方は、是非ドクターMusicにてボード製作のご相談を頂ければと思います。

アダプターだらけですね。。。今回設置させて頂いたエフェクターの多くは電流消費量の多いデジタル機器という事もあり、この様に専用のアダプターが必要となります。
よくある相談で、「デジタルエフェクターを複数パワーサプライから供給したら動作がおかしくなった。確か9Vだから大丈夫なはず・・・」というケースがありますが、よく見るとエフェクターには”AC9V”であったり、極性が逆(センターがプラス)、また9VDCでも消費電流が500mA位必要だったり。
という事でメーカーそれぞれ規格が違う事もありますので、事前にショップで確認・相談をされる事をお勧めします。

また、中心に位置するところに設置されている銀色のボックスは、当店オリジナルの「MIDI Para Box」です。
何故こんな機器を導入する必要があるのかと、お思いの方も多いと思います。
今まで様々なボードの製作をさせて頂いておりますが、MIDI信号は音声では無い故に、しっかり届いているのか。またその信号をしっかり受け取っているのか。という部分は確認し切れないのが現状です。
昨日までしっかり動作していたのに、翌日になって誤動作を起こしてしまったりと、様々なトラブルを抱えておりました。
これはエフェクターによって違うのか。それともMIDIの信号が小さくて誤動作を起こしているのか。だとすれば、エフェクターのMIDI THRU OUT端子からの出力レベルは、、など、いろいろ悩んでおりました。

それらを解消させるには、この様にMIDI信号を大きくして同時に何系統で出力する方法しかないと。

昔は、シンセサイザーやシーケンサーの同期に使用する事が殆どだったPara Boxは、何時しかシンセの衰退・パソコンのUSB化によって殆ど絶滅していましたが、ここに来てこんなところに需要があったとは。
でも、これを通してMIDI信号を送る事で、タイムラグ無しで確実に信号を伝える事が出来ますのでサクッとプログラム・チェンジが行えます★
これらの機器については、当店にてオーダー製作可能ですので、ご用命のある方は是非ご連絡下さい。

ここからは、K.T様のコメントです。

●コンセプト
今まで使ってきたエフェクターボードは自作したものだったのですが、エフェクターの配置や配線は色々なギタリストの本や写真を参考にしてみたものの、なかなか納得できるものができませんでした。
また、空間系のエフェクターはパラレルで出力させたいとは思っていたのですが、エフェクターの種類によっては何故か音量差が出てしまう症状が現われてしまい
素人には原因もわからずだったので、なんとかならないかとDr.ミュージックさんにお願いすることにしました。
せっかくやっていただくなら、前々より使いたかったエフェクターも組み込んでみようと思いました。

●完成後のご感想
まず、見た目は自作した物と比べるとやはり素人には超えられない壁を感じました笑
シールドの長さやストレスも絶妙な業でほんと感激しました。
悩みだった音量のバランスもほとんどわからなくなり、音もスッキリしたように変わりました。
またデジタルのエフェクターはまだまだ勉強不足なため三宅様には色々教えていただきまして感謝しております。
今後使っていくうちにまた新しいものを組み込みたくなると思いますので、その時はまた是非よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

こちらこそ、当店をご利用頂きありがとうございました。
また今後とも末永くご愛顧賜ります様お願いします★

という事で、次は貴方のボードが載るかもしれません?!
是非この機会にボード製作・組み込みなどのご用命・ご相談は当店まで御気軽にお申し付け下さい。

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