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                        中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店です     ㈱中部電子楽器

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エフェクト・ボード製作その178

A県在住・オクムラ様オーダー品



こちらのご依頼者様は店頭にて直接ご依頼を頂いたお客様になります。今回ちょっぴり変わったご依頼で、ボード内に設置するエフェクターの殆どが「歪み系」というシステムでした。昨今のコンパクトエフェクター、特に歪み系ペダルに関しては「アンプのサウンドに迫るクオリティ」の機器が続々発売されております。シミュレーターやモデリングとは違い、完全アナログ回路を用いてここまで高いクオリティのサウンドが得られる時代です。とは言え、最近ではBOSSからDS-1が復刻モデルで発売されたり、、、当時のサウンドを懐かしむ傾向もあるかと思います。これからもコンパクトエフェクターは目が離せませんね♪



これらの機器を一括制御すべくスイッチャーにFreeTheTone ARC3を導入して頂きました★
設置に伴い
セッティングを敏速に行える様にJunction Boxを設置。
基本的にPre Effects(Guitar→Amp Input間)のみのボードとなりますので、Input/Outputのみ。
更に
アンプ側のch.やReverb,Loopなどをスイッチ信号でコントロールする為にARC3のLATCH CONTROL端子を4系統設置しております。(C1/2、C3/4はCombiでTRS端子になっています)
またMIDI信号もTHRU OUTを設置する事でMIDI対応の空間系エフェクターやアンプのコントロールも行える様になっております。



ボードはPULSE製ECタイプ(設置面はカーペット)w695×d395×h100(mm)サイズという事もあり、スペースギリギリで設置となりました。
Volume PedalとEP BoosterはARC3前段に設置。チューナーはARC3の左端にPolytune Miniを設置しております。



ケーブル類は当店お馴染みのCAJ+Switchcraft製プラグで一本ずつ製作して結線しました。DCケーブルも当店オリジナルを使用しなるべくスッキリとした配線を目指しております。因みに青い大型エフェクターは"Ovaltone Q.O.O"というモデルで、Rock系のヤンチャな歪みとは違う、クリーミーで密度のあるLead向きのDistortionでした★
嵩上げ台には
MI AudioのMegalith DeltaFriedman BE-ODなど強烈なインパクトを持った歪み系が並んでおりますので、これらのゲインノイズを消す用途でiSP DecimatorをLoopに入れております。



電源はVoodoo Lab/PedalPower2+を採用し、8系統では足らないDC電源は2箇所デイジーチェーンケーブルを作成して供給しております。
ARC3のみ専用アダプターを使用する事もありAC Tapもオーダーにて製作して設置しております。
流石に既製品のみで、ここまでコンパクトに収めるのは困難ですね。とにかく余計なケーブル類がボード内に散乱しない様に、長さ調整をするなどの工夫を施しております。

ここからは、オクムラ様のコメントです。

●ご依頼頂きました経緯・コンセプト

①所有するエフェクターの中で、特にお気に入りのペダルに対し、スイッチャ―の導入でストレスなく切り替えができるようにしたい。
②配線に対しても以前よりストレスを感じており、足元の電源・配線・in/outを整頓したい。


●完成後のご感想

見ての通り、歪み系に偏ったペダルボードの依頼でしたが、
ペダルの設置や今後の空間系エフェクターに対してのMIDI関係の導入といった将来的に発展性のあるボードを提示いただき大変納得のいくペダルボードを作製いただけました。
ペダル配置やケーブル配線といったヴィジュアル的な部分も、さすがプロの仕上がりで、音質と共にモチベーションにも大きく変化が得られました。
今後も空間系のペダル導入も含め、色々相談させていだきたいと思っております。

当店をご利用頂きましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。

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