春日井市在住・BEAT VILLAGE Shinji様オーダー品

こちらのボードをご依頼頂いたお客様は、当店とも長いお付き合いを頂いている常連のお客様です★
何年か前に一度ボード製作のお手伝いをさせて頂いた事がありまして、今回はそのシステムを一新するご依頼を頂きました。
今までご使用されていた機材に加えて、空間系を幾つか新調し、更にグレードアップを図るという構想です♪
という事で何度かご相談をさせて頂きまして、この様なボードに仕上がりました。



メインのスイッチャーはProvidence PEC2を使用して、各Loopにアナログ系ペダルを接続しております。
ご覧の通り歪み系が大半を占めており、その歪みサウンドに対する拘りが伺えます。
最新のペダルとして、Suhr Koko Boost Re-Loadedは2mode切替によって、
Full-Renge/Mid Boost切替が可能という優れもの★



PEC2のケーブルがぶつからない様に、この様な嵩上げ台の上に設置しております。
ふとリアルタイムにエフェクターをOffにしたい時も直接踏めますし、何より見た目がカッコイイ♪
この嵩上げ台は、ボードに直接ボルトオン固定されていますので移動中に外れる心配もありません。
また奥にはSend/Return間に通すCAJ/Smart Bufferを設置。
意外とコレ重宝するんです。音質変化も少なめで特に音量Up時には大変便利です。



Input/Output/Send/Return/Midi Outなどの端子はPolytuneの下に設置されたJunction Boxに集約しておりますので、セッティングがかなり早く行えます。
またPEC2のBufferの音質変化が少し気になるので、あえて入力部分にはSuhrのBufferも搭載しております。



空間系は、今最も人気のあるStrymonのMobius、Timelineを搭載しました★
これらは現在のところPEC2のMIDI Outから信号を送りプログラムを呼び出しておりますが、
PEC2の送信するMIDI Program Numberが単一の番号順でしか送れないので、Strymon本体側でプログラムを並べ替えしなければなりません。
これについては説明不足がありまして、ご迷惑をお掛けしましたが、今後アップグレードを考えてFreeTheTone ARC3に載せ替える事で個別にプログラム呼び出しが出来る様になります。

これらのMIDI信号は幾つもの機材を経由すると信号の時差が起きたり、誤動作の原因にもなるという事で、今回はMobiusの下にMIDI THRU Boxを製作・組み込みしました。

電源はVoodoo PedalPower2+をMainに、スッキリとセットアップ出来たと思います♪

ここからはBEAT VILLAGE Shinji様のコメントです。

●今回ご依頼頂いた経緯、コンセプト
2010年にはじめて店長のMorzyにエフェクターボード製作をしてもらいました。当時は歪み系はボードで空間系はラックタイプのエフェクターを使用していました。しかし、どうしてもスタジオやライブでセッティングに時間がかかったり接続ミスで手こずったり、とにかく大変でした。そこで今回はそんな経験をもとに心機一転、２作目のボード製作をお願いする事になりました。今回のコンセプトは、

①空間系等のエフェクターもすべて１つのボードに導入しセッティングが簡単に出来る事

②電源まわりを見直し極力ノイズがのらない様にする事

③現在使用しているエフェクターを見直し、より幅広いジャンルに対応出来る様にエフェクターを厳選し新規導入する事

●完成後のご感想、当店へのご感想
まず完成品を見て『さすが！』の一言でした。とにかくケーブルの取り回しが素晴らしくムダがない！電源まわりもスッキリしていて、さらにはパッと見ただけではわからない細かい部分も『プロの技』が光っていました。さすが100作以上ものボード製作をしている店だけあって経験の違いが見て取れました。早速持ち帰り音を出してみて、とにかくローノイズでクリアなサウンドに驚きました。使い勝手もとても良く、セッティングも簡単で素早く出来る様になりました。今回、Morzyには新規導入するエフェクターを選ぶ際にも相談にのってもらいどれも納得のいくモノばかりで満足しています。

ボード製作の計画から新規導入エフェクター選び、設計、接続順、組み込み方、完成に至るまで、色々教えてもらいながら的確なアドバイスを頂きながら一緒に相談しながらできたので本当に満足しています。私のワガママとこだわりで数回の仕様変更がありましたがそれにも快く対応して頂けました。

本当に納得のいくエフェクトボードを製作して頂きありがとうございました。

こちらこそ当店をご利用頂きましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。