本文へスキップ

                        中部地区唯一ギターアンプ修理の専門店です     ㈱中部電子楽器

電話でのお問い合わせはTEL.052-739-6412

〒463-0025 名古屋市守山区元郷1丁目1407

エフェクト・ボード製作その102

愛知県在住・蓑和様オーダー品



蓑和様は在学されている大学のサークル機材を修理させて頂いた際にボード製作の作業を見て頂いた事があり、それをキッカケでご依頼を頂きました★
当店は販売ブースと修理ブースはガラス扉一枚で仕切られておりまして、
店内から修理している状況が見れる様になっております。

なるべくお客様の目が届く場所で修理をする事で、お客様にとっては安心感を、スタッフにとっては緊張感を持てる様に作られております。
勿論ボード製作途中の機材も並べられておりますので、ご覧になられたい方はご来店の際にご案内致します♪



今回ご依頼頂いたボードは、スイッチャーにMoen GEC9というスイッチャーを使用したシンプルなスイッチング・システムとなりました。
今回組み込みする機材の中に、Z.Vex /Fuzz Factoryというペダルがありますが、こちらのFuzzは既に多くの方がご存知かと思いますが、独特の発振サウンドが得られるユニークなFuzzです。
しかしながら、この効果は一度Bufferなどでロー・インピーダンスに変換してしまった音声信号では得難いのです。。。
本来ならばGEC9などのLoopの一番最初に組み込みたいものですが、スイッチャーのBufferを通さないとその他のエフェクターの効果は半減しますしBypass時の音質劣化も激しかったりします。



という事で、GEC9にはセパレート・Loopという完全に独立したLoop回路が3系統ありますので、
そのLoopにFuzz Factoryを接続し、
Junction Box→Volume Pedal→GEC9(Loop8 in)
→Fuzz Factory(Loop8)→GEC9(Loop8 out)→GEC9 Buffer In~

という配線をしております。
Loop順に言えば、Loop8→(Buffer)→Loop1~Loop7という感じになります。
これでFuzzはノン・バッファーでLoop制御出来るワケです。もしかしたら皆さんの機材にFuzzが入ってて、でもFuzz効果が微妙という方はお試し頂ければと思います★



スイッチャーの左側手前にはBOSS DD-20を設置してリアルタイム・コントロールが出来る様にしてあります。
その後ろには床上げされたVibroVoxを設置。その下にDD-20などのケーブルが流れており、ケーブルに余計な屈伸やストレスを掛けない様に配線しております。
これらの機材は、今回の様にマジックテープで固定する事も可能ですが、その際にエフェクターが外れないようにケーブルをポイント毎に結束バンドで固定しております♪



Junction Boxはこの様にTunerの下に設置しておりますので、スペースを有効活用しつつスタジオやライブでのセッティングが大変楽になる様になっております。

ここからは蓑和様のコメントです。

●今回ご依頼頂いた経緯、コンセプト
ドクターミュージック様で、大学のサークルのアンプを修理していただいた際、傍らでボードの組み上げをされているところを拝見いたしまして、興味を持ったのがきっかけです。
ブログでも紹介されているように、個人の依頼でも引き受けてくださるということだったので、ご相談をさせていただきました。

ボードのコンセプトは、多くのエフェクターを導入しても、見た目が美しく、配線のすっきりとしたボード。


●完成後のご感想、当店へのご感想
まず、なんと言っても見た目です。自分の愛用するエフェクターたちが、ボードの上に整然と並んでいる姿は、どれだけ眺めていても飽きません。
次に、配置の仕方。これもほぼ接続順に並んでおり、スイッチャーと共に直感的な操作ができるようにという気配りを感じます。
そして、セパレートループの特徴を活かした接続方法。ファズをループ内に組み込む問題点を解決するアイデアは、自分ではできない発想でした。
他にも数え上げればキリがありませんが、どの点に関しても文句のない出来映えです!
本当にありがとうございました!

こちらこそ当店をご利用頂きましてありがとうございました。
今後共変わらぬご愛顧賜ります様お願い申し上げます。

shop info店舗情報

ドクターMusic
㈱中部電子楽器

〒463-0025
名古屋市守山区元郷1丁目1407
TEL.052-739-6412
FAX.052-739-6413